生きてるだけで迷惑

こんにちは。トミーです。


昨日、ネットのニュースにあったので皆さんもご存知だと思いますが、ゲーム関連の会社の求人広告会と業務委託契約をして働いていた女性が自殺したことについて書きます。


社長は契約をした3人にブランド品を買い、それを貸し付け金として、後々に返済を求めるようになります。


その3人のうち1人は勇気を出して知人に話したところ、社長はそれを守秘義務違反だとして数千万円の賠償金を求めました。


さらに賃金は天引きされ、家賃も払えなくなると、会社に住まわせます。そしてその会社に住むための家賃も請求し、3人には「生きているだけで迷惑」「交通事故で死んでほしい」などと罵声を浴びせ、深夜も働いていることを証明させるために、数分おきにラインをさせたそうです。


3人のうちの女性は社長に「自分は死んだ方がいいのか」と聞いたところ、社長は目の前でパソコンを壊して「死んだらゴミが増えるだけだ」と言い、当日、女性は自殺したそうです。



平成最後にして、とても悲しいことが起きました。なくなった女性にはご冥福をお祈りいたします。


これは、明らかに監禁・殺人で、刑事事件だと思います。なぜ3人の方はこのような環境から逃れることができなかったのでしょうか。


そもそも、一般的に行われている雇用契約は使用者と労働者の主従関係があり、労働者は労働基準法や労働契約法に守られる契約となっています。


今回のような業務委託契約は、労働者ではなく個人事業主とされるので、労働者のための法律には守られません。


しかし業務内容が、使用従属性が認められるような場合は労働者として見なされることもあります。今回の場合は明らかに、場所や時間の拘束もあり、訴えるための条件は揃っているようにわたしには思えました。訴えようと思えば訴えられたかもしれません。


私は法律関係の知識は全くありませんが、今の日本の労働環境に押し潰されないためにも、一人一人が法律の知識を持つべきなのではないかと思います。この社長のように外面が良かったら、周りからは内部の問題が見えません。


本当に、殺伐とした世の中になってきましたね(^_^;)私も労働を支えたいと思うなら、学ばなくてはならないことがたくさんあることに気がつきました。


一人一人が1つの場所だけでなく、逃げ道を作れるようになれたら少し変わるのではないかと思っています。